東冷'S WORK

TOREI STORY Contents
【26】人とのつながりを大切にする仕事 総務人事部総務課 M.S
【25】東北エリアで鮪・鰹の営業活動を行っています 東北支店 A.H
【24】経理の仕事 経理部 N.M
【23】関西におけるマグロの販売について 大阪支店 I.S
【22】空飛ぶサーモン 営業第六部 K.S
【21】就活生への耳より情報 総務人事部人事課 N.I
【20】惣菜営業について 広域商品販売部 A.O
【19】新人海外研修について(タイ「サーモン・エビ・ツナ缶工場」へ) CSR・環境推進室 M.O
【18】名古屋支店営業担当について(異動経歴も含め) 名古屋支店営業第二課 K.K
【17】新顔の白身魚~パンガシウス~ 営業第五部 H.U
【16】環境を大切にしていますか? CSR・環境推進室 K.Y
【15】カジキをプロデュース! カジキ商品部 K.Y
【14】安心・安全な商品を供給することが企業の最低限の使命 品質管理部 K.T
【13】マイナス50℃の世界 冷蔵部 T.Y
【12】宅配業態への営業 CVS惣菜販売部 S.Y
【11】とろける甘さ“天然甘えび” 営業第4部 E.N
【10】たらこ/明太子の製造に携わって 営業第6部 K.H
【9】コンビニチェーンへ水産素材の提案・供給を行っています。 CVS惣菜販売部 S.S
【8】~エビ好きなみなさんのために~ 営業第4部 R.Y
【7】北海道“おいしさの宝庫”DEチャレンジ!! 札幌支店 H.S
【6】“食”を通じて社会に貢献できる企業へ CSR・環境推進室 K.M
【5】良質なタコを求めて、「砂漠の国」モーリタニアへ 営業第5部 K.S
【4】いつまでもマグロを食卓へ届けるために。 営業第3部 H.K
【3】地球の裏側 チリから日本へ 営業第6部からSalmones Humboldt社に出向中 S.N
【2】魚の新しい食べ方に挑み続けます! 営業第2部 I.S
【1】品質の良いマグロを、世界の海から食卓へ。 営業第1部 R.T

TOREI STORY

【10】たらこ/明太子の製造に携わって
営業第6部 K.H

 私は魚卵担当の課長をしていますが、現部署の直前までは「えびフライ」などの加工品を担当していました。産地をはじめ、仕入れ手法、加工、販売方法、マーケット等、何一つ共通点がない「魚卵」担当となり、用語の意味から管理手法まで理解に時間がかかったものです。課員は担当業務を誰よりも深堀りして業務を遂行しているわけですので、報告の中で教えてもらうこと、気づかせてもらうことも多くあります。現在は個人の意見を尊重しながら互いに成長していけるような環境づくりを意識しています。そんな私たちが提供している たらこ/明太子が今回のテーマとなります。

 たらこや明太子と言えば、お土産や贈り物などで重宝される高級品から、食卓に欠かせない日常食としてスーパーなどに日々並ぶお馴染みの商品です。あるいはコンビニのおにぎりや、パスタの具材の定番としても、多くの日本人の身近な好物と言えるでしょう。

 その原料はスケソウダラの卵巣(通称:スケコ)です。北の海の寒い時期(主にベーリング海やオホーツク海の1月~6月)に漁獲される親魚から、船上で腹から出されて凍結された新鮮な卵が、毎年5万トン以上の供給がなされています。日本はこれらのおよそ9割を消費しており、昨今世界的にシーフードが浸透している中においても、スケコの美味しさは、未だ日本人だけがほぼ独占しています。

 原料の卵は、漁獲時期や熟度(卵を持ってから産卵までの時期)や、見た目にキズのない一級品からキズ物、あるいは大きさ(サイズ)によって選別して凍結されています。これらが毎年3月~5月の春シーズンに水揚げ上場され、検品会とオークションが行われます。私たち担当は、商談を通じて顧客の求めるサイズや形状、何よりも販売価格に見合う品質を十分理解した上で、検品⇒計算(損益シュミレーション)⇒入札、を行います。欲しい卵を欲しい価格帯で集めるべく、検品会場となる韓国の釜山や米国のシアトルにはシーズンには何度も出張して、目的通りの仕入れを目指します。

 選び抜いて落札、買い付けした原料はその後、中国の加工委託工場へ持ち込みます。「漬け込み」や「熟成」の工程を必要とするスケコは、たらこで6日間、明太子で11日間の加工日数を要し、簡単には作れません。また、原料はさまざまな色や形をしていますが、適切に選別し、最適な製品に仕上げる技術はまさに職人技と言えます。在庫状況と販売動向を打ち合わせしながら、生産計画を綿密に練り、求められる商品を適正なタイミングと数量で在庫として準備すること、これが私たちの最大の職務であり機能と言えます。

 このように、原料の選定・買付から始まり、知恵を絞って製品化することに当事者として携わりながら、最終的に小売店で陳列された、或いは外食店舗でメニュー化された商品を見届けます。一般消費者の方にわが社製品を選んでいただいた時は、その喜びとともに大きな達成感に浸ることができる瞬間です。