急拡大する“中食”に “美味しい海”という 選択肢を広げたい

2012年入社 海洋生命資源学専攻 販売営業:中食・惣菜

Profile

就職活動はちょうど東日本大震災の年。それを機に「私は社会に何ができるのか」を考えさせられ、水産系の大学院まで進み、学んだからには「人が生きるための“食”と“水産”を通じて社会に貢献したい」という強い思いが就活の軸となる。そして、研究職ではなく「魚食」の素晴らしさをより多くの人に広げるために、TOREIの営業の道を選んだ。

1年目
2012年に入社。エビの仕入れ事業を担当する部署に配属。主にベトナム・タイのエビの調達から販売までを経験。
3年目
販売営業事業の中食・惣菜販売へ異動。新規顧客開拓や提案型の営業スタイルを経験。
6年目
男児を出産。8ヶ月の育休を取得。
〜現在
時短勤務をしながら、お客様の新製品開発、ヒット商品づくりの支援活動を展開。

Q. 現在の仕事とは?

中食業界へ、付加価値の高い水産物を提案

“中食”と呼ばれる、スーパー・コンビニのお惣菜やお弁当、デリバリーといった自宅で食べる調理済み食品の市場規模が年々拡大しています。たとえば、おにぎりの鮭、サンドイッチに入っているスモークサーモン、外食や中食の人気メニューの材料となるエビなど、身近な商品にTOREIの水産物が使われています。お客様の要望に合わせて、小分けにしたり、味付けや調理をしたり、より付加価値の高い中食向けの水産商品の開発・販売をするのが、私たちの部署の仕事です。

そこで特徴的なのが、私たちの部署では、水産物そのものを商品化することはほぼなく、水産物が一つの商品のパーツになるケースが多いです。そのため、他部署においても同様ではありますが、消費者トレンドはもちろん、売るためのコンセプト、味付け、他のパーツとのバランスを突き詰めていかないと検討の土台にも乗りません。そのため、お客様に納得してもらえるだけの企画力、提案力が求められる仕事です。一方、自ら顧客を切り拓き、商品を提案して決まった時、そして試作を繰り返し、仕入れから生産まで関わって商品が世の中に出た時、その喜びはひとしおです。

中食業界へ、付加価値の高い水産物を提案

Q. 成長させてくれた仕事とは?

大手チェーンの突破口を開くという挑戦

入社3年目にエビ事業から中食・惣菜販売へ異動して最初に任されたのが、とある大手チェーンの新規開拓でした。意気揚々と「お客様の全国の店舗に自分の得意領域の水産物商品を入れる」という目標を打ち立て、早速、電話や訪問を重ねてみたものの、全く相手にされない日々。ある時「じゃあ、この水産物はできるの?」と言われて、当社では取り扱いがないため「できません」と答えると「自分が売りたいものばかり売るんじゃない」と一蹴されたこともありました。でも、諦めない力は人一倍強くて(笑)、めげずに戦略を立て直し、お客様にとって有益な情報は何かを考え、水産物商品の市場環境や消費者志向などの情報提供を続けました。そして半年が経った頃、ついに定番材料のコンペで声を掛けていただいたのです。

一つ壁を超えてコンペの機会を得たものの、次に立ちはだかったのは社内の壁でした。正直、TOREIにおける中食・惣菜の事業規模はまだ小さく、メイン事業である量販店への販売とは全く異なる商慣習があって、社内調整に難航したのです。たとえば、中食では企業ごとに、契約、加工方法、日持ちや添加物まで、多岐にわたるルールがあります。現場では「そこまでしなくても…」と戸惑われましたが、「お客様のこのニーズを通さないと納品できないんです!」と関係部署をまわって説得を重ねた結果、快く協力いただくことができました。TOREI商品の品質には自信があったからこそ、ルールを一つひとつクリアできれば、競合に負けないという確信が私にはあったのです。

そして、社内の協力を取り付けたことで、見事にコンペを勝ち取り、そのお取引から5年以上の月日が経ちました。このお客様を通して、こうした一連の流れを何度も経験させてもらったことで、顧客起点のビジネスを学び、新規開拓に必要な戦略立案から推進力といった力もついてきたと感じます。今では「こういうプロジェクトを企画しているんだけど…」と構想段階から相談していただける関係性を築くことができ、現在、お客様が力を入れているプロジェクトにも、TOREIの水産商品が採用されています。

Q. TOREIの強さとは?

会社全体で協調して力を発揮する姿勢

私自身、美しい海の生物に魅せられ、魚を食べることが好きで水産ビジネスの道に進みました。そして、結婚・出産を経て、これから未来を作る子どもたちに美しい海を残し、美味しい海を味わってもらいたいという想いがより一層強くなったと感じます。まさに、そんな想いの実現に挑戦し続けているのがTOREIです。

TOREIのこのひたむきな挑戦と想いが、社員の一人ひとりに根付いているからこそ、ひとたび「こう進むんだ!」と決まると会社全体でグッと協調して力を発揮する姿勢がTOREIの強さであり、私の営業活動もこの協調なくして実現することはできません。

今の私の挑戦は、 “中食”の可能性を広げること。“中食”に“美味しい海”という選択肢をもっと増やして、たくさんの人に喜んでいただくこと。TOREIというフィールドを生かして、私なりの未来への貢献ができればと思っています。

Daily schedule

6:00

起床

自分のお弁当を作り、子どもを起こして、ご飯を食べさせるところから1日が始まります。

9:30

担当先に提案

お客様先へ直行。来年の新メニューを提案します。

12:00

ランチ

お弁当を食べて、デザートで休日に子供と作ったクッキーを食べてパワーチャージ!

13:00

担当案件の進行チェック

メールチェックや進捗の確認をします。

14:30

担当先に営業

取引先の開発担当の方が、魚の新メニューを検討したいということで営業資料を抱えて行ってきます!

16:30

子どものお迎え

時短勤務なので、そのまま子供の保育園に直行。買い物をして帰ります。

19:00

夕飯

今日のメインは「パンガシウス 」。残骨リスクが少ない魚だから、子どもに与えても安心なお魚です!

22:00

読書の時間

子どもと一緒に寝てしまう日もありますが、起きていられたら読書。SF小説にはまっています(笑)。

Private

水族館で魚を鑑賞する母子

Q. オフ時間の過ごし方は?

私が魚好きで、子どもの離乳食の時から魚を食べさせていたせいか、親子揃って魚好きになりました(笑)。最近では、水族館の年間パスポートを存分に活用して、土日に朝活するのが休日のルーティン。水族館は大人でも癒されるので、仕事を忘れて思いっきりリフレッシュできるんです。

Other Interviews

People Interview Index

調達:マグロ

マグロと本気で向き合い、​
日本中の食卓に​
“美味しい海”を届ける​

調達:エビ

世界のマーケットや
お客様のニーズを掴み​
大好きな“エビ”の魅力を届ける​

調達:サーモン

ピンチをチャンスに変え​
国内マーケットを切り拓く​
サーモンのスペシャリスト​

販売営業:デリカ

新たな販売営業スタイルで
日本中にTOREIの想いを
届けていく​

販売営業:中食・惣菜

急拡大する“中食”に
“美味しい海”という
選択肢を広げたい

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